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ソフィア総合研究所の考え方

在宅勤務


弊社では、三十代半ばの女性社員が、幹部社員の一人として、会計、給与、財務から決算にいたるまでの経理事務一般をたった一人でこなしております。この社員が昨年初めに出産をいたしました。

一昨年夏、妊娠が明らかになった時に、その幹部社員の仕事をどうするかについて相談をいたしましたが、できることなら在宅勤務で仕事を続けたいということでした。

弊社の経理業務は、管理会計的な仕組みも組み込んでおり、IT企業という特殊性もあって、代わりの人材を探すのも大変だなと考えておりましたので、本人がその意思を持っているのなら、会社としても在宅勤務に挑戦することを決心しました。

まず、産前、産後、育児期間中のおおまかな予定表を作りました。その上で、どのような形で在宅勤務に移行するかの計画を立てました。

出産前は、直前まで出社し、業務をこなしてくれましたので、全く支障はありませんでした。出産直後の八週間は、労働基準法の定めにもありますが、実質的にも仕事をすることは難しくなります。そこで、この期間の業務は、前倒しや繰り延べをし、加えて、経理の仕事を手伝ってもらう契約社員を雇用することにしました。幸い、ぴったりの方が見つかり、本社内で処理せねばならない業務はきっちりと引き継いでいただきました。

出産後八週間が経過し本来ならば育児休暇に入る段階で、在宅勤務に移行することになりました。そのための準備も、着々と進めておりました。パソコンと通信ネットワークが力を発揮することとなります。

経理担当の女性社員の自宅をサテライトオフィスとみなし、パソコンやプリンターなどの必要な設備を一式備えることにしました。設置したパソコンと会社のコンピュータとは、専用の通信回線で結びました。これで、経理担当社員にとっては、会社に居るのと同じ感覚で業務の処理ができることになります。

他の社員とのコミュニケーションについては、弊社の社員がITの仕事の関係上顧客の事業所に出向いて仕事をすることが多いことから、以前から電子メールを使って、勤務状況を含めた報告や指示、連絡を行っておりました。そのメールを、サテライトオフィスで受け取るということで、社員から見ても、経理担当が社内に居るのと同じ感覚で、日常業務の処理ができることになります。

在宅勤務に必要となる数字やデータ類は、通信回線で伝送します。文書の形で必要な書類は、本社とサテライトオフィスそれぞれに設置されているプリンターで印刷します。

このようにして、決算処理もとどこおりなく終わりました。途中で何回か打ち合わせが必要となりますが、その打ち合わせの幾つかは、サテライトオフィスへ私や幹部が出向いて行いました。幸い、その当時三ケ月のお子さんが、私に大変なついて下さっており、全く支障なく打ち合わせをすることができました。