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ソフィア総合研究所の考え方

ワークライフバランスの実現を目指して


新しい年が明けました。中部地区の景況は、依然として自動車産業を中核とする愛知地区の一人勝ちの感がありますが、加えて、首都圏がこれを超える好況を謳歌しているように見受けられます。このような厳しい環境の中にあって、ソフィア総合研究所では、愛知地区に、より軸足を移してビジネスを展開しております。加えて、最近では首都圏でのビジネスも拡大しつつあります。岐阜県外でビジネスを展開するためには、後述するようなさまざまな課題がありますが、これらの課題を、智恵と工夫と努力によって一つずつ解決し、社員の皆様のワークライフバランスを実現させながら、当社の顧客の満足と会社の業績の向上を実現したいと考えています。

県外の仕事の大きなものとしては、昨年夏から始まった河合塾向けの「全統模試受付システムの再構築」があります。このプロジェクトには、現在18名の社員が携わっていますが、プロジェクトスタート時の経緯から、現在かなり厳しい状況にあります。担当する社員のほとんどが、かなりの超過勤務を強いられており、健康に対する影響も懸念されます。目前の目標はクリアせねばなりませんが、智恵と工夫を働かせて、できるだけ無駄な作業を省き、チームの効率を上げて、心身の健康を守りながら、目標を達成していただきたいと願っております。

首都圏関連では、昨年末から、三井金属グループの「原価把握システムの構築」プロジェクトへ参加しております。このプロジェクトは、関係する事業所が海外も含めて数多く分散しているために、出張も多く、中には、正月を返上して海外に出張していただく社員の方もいます。顧客から期待もされており、やり甲斐のある仕事ですので、関係する社員の方は、ぜひ頑張って良い成果を上げていただきたいと思っています。

組込みソフトウエア関連の分野にも、多くの社員が携わっています。この分野は、システムエンジニアの不足が喧伝されていますが、今後さらに発展が期待される分野ですから、関係する社員の方は、技術の研鑽も含めて、最善を尽くしていただきたいと思っております。

最期に、行政関連の分野やマルチメディア・コンテンツ関連の分野は、どちらかと言えば地味な分野ですが、当社の技術力や顧客満足度の高さを評価して仕事を発注して下さっている顧客がほとんどですから、対応できる社員が分担して、誠意ある成果を提供することに努力していただきたいと思います。

冒頭にも述べましたように、今年は、社員のワークライフバランスの実現を念頭において、当社のビジネスの展開を図っていきたいと考えております。そのためには、顧客への対応を含めて、智恵と工夫と努力が必要となります。新たな年のスタートにあたって、西山取締役を中心に、若い力を結集して、ソフィア総合研究所と、家族を含めた社員の皆様の、より良い明日を目指して、頑張っていただきたいと願っています。


京化二八会(結末)

昨年10月と11月の社内報で、「京化二八会」でのショッキングな出来事についてご紹介しました。しかし、紙面が足りなくて、全部お話しすることができず、「続く」で終わりにしました。「で、どうなるのだろう」と興味を持って下さる方がおいでになるということを耳にしましたので、本来ならば2月の社内報で続きを載せるつもりでおりましたが、今月、急遽、付録の形で結末をご紹介することにします。

前回は、宴会が無事終わり、二つのホテルに分かれて宿泊したところまでをお話ししました。二つのホテルの内の一つは、宴会を行った、京都駅の真上にある「グランビア京都ホテル」ですが、このホテルは室料がかなり高いので、幹事の一人がメンバーとなっている「からすま京都ホテル」を3割引きで斡旋するということで、かなりの仲間がそちらを選びました。このホテルは、京都駅から地下鉄で10分と便利なこともあり、幹事の配慮に対する評価も高かったようです。

その結果、翌日の朝は、それぞれのホテルごとにまとまって、二チームが別ルートで目的地に向かい、目的地の京阪電車の中書島駅で合流することになる、と幹事から説明がありました。二人の幹事も二手に分かれて、それぞれのチームの誘導をしてくれることになっていました。

さて、ここからです。

翌日の朝、集合時間は午前10時ということになっていましたので、15分前にロビーに行き、チェックアウトの手続きをしました。私の他に、幹事のB君ともう一人がすでに来ていて、ソファに腰掛けていました。朝の挨拶を交わし、ふと、見るともなしに数メートル離れた所にある別のソファを見ると、仲間のA君らしき男が一人ぽつねんと座っているのに気がつきました。はて、A君は確か「からすま京都ホテル」に泊まったはずだが、ひょっとして他人の空似かなと思いました。そこで、私の横に座っていた幹事のB君に、「あそこに座っているのはA君ではないかと思うが」と声をかけました。

B君は、ちらっと、そちらに目をやって、「違うよ、他人だよ。A君はからすま京都ホテルに泊まったはずだよ。第一、A君は眼鏡をかけていないよ。」言われてみれば、問題の男は眼鏡をかけています。そう言われると、私も自信がなくなりました。しかも、当の男がA君であれば、こちらに気がついて、何らかの反応があってよいはずです。男は、ぼんやりと前を見つめて、ぴくりともしません。

ちょうどその時、最後の仲間があらわれました。まだ、予定の10時には数分ありましたが、これ以上待つ理由がありませんので、それでは出発しようか、ということになりました。

さて、順調にことが運び、10時30分には京阪電車の中書島駅に到着しました。ここで問題が発生しました。からすま京都ホテル・チームのA君が、ロビーの集合場所にあらわれなかったというのです。すこし待ってみたが、あきらめて出発することになったとのことでした。それでも、朝が早いA君のことだから、ひょっとして先回りして、中書島駅で待っているかも知れないと仄かな期待を持っていたようですが、中書島駅には居ませんでした。次の電車の到着までみんなで待ってみましたが、やはりあらわれません。止むなく散策に出発することにしました。気の毒なことに、からすま京都ホテル担当の幹事は、中書島駅前で、しばらく待ってみると言い出しました。幹事の一人を残して、最初の観光地である「大蔵酒蔵」に向かいました。続いて、「十石舟ツアー」なるものを満喫しましたが、ここでA君を待っていた幹事が合流しました。やがて時間になり、昼食を予約してあった「黄桜・カッパカントリー」に向かいました。

ここで待っていました。かんかんに怒ったA君です。彼の言によれば、荷物が多かったので京都駅のロッカーに預け、「グランビア京都ホテル」のロビーで待っていたというのです。見ると眼鏡をかけています。そう言えば、以前はかけていなかったのですが、多分老眼鏡が必要になったのでしょう。しまった、と思いました。ソファに腰掛けていたのは私の勘の通りA君だったのです。自分で確かめに行くべきだったと悔やんでも後の祭りです。

待っている間に食事を済ませたと言うので、ビールだけを前にしたA君を交えての気まずい食事となりました。A君の言うのには、もらった日程表を見ても、どこで待てばよいかが分からなかった。仕方がないので、必ず立ち寄るはずの、ここ「黄桜」でずっと待っていた。「そういえば、確かに、昨夜もらった、赤の手書きで修正の入った日程表は分かりにくかったなあ」と、これは私の心の中での独り言です。

幹事にも言い分がありました。「集合地を変えるのなら、あらかじめ幹事に知らせるべきである。幹事としては、できるだけのことはした。」

「それもそうだ」と、これも私の心の中での独り言です。

しかし、目に涙をにじませ、唇をわなわなと震わせて怒っているA君を見ると、身から出た錆とはいえ、気の毒になりました。ここで、ご本人の名誉のために付け加えておきたいと思いますが、A君は、元環境庁のお役人で、確か、勲四等の叙勲を受けているはずです。ついでに、幹事の一人のB君は、日本電気の子会社の社長を10年務めていた経歴の持ち主です。長い年月の経緯が、この仲間達の行動にも影を落としているのかなあと、ひとごとではないとの思いを強くしました。

若い時には、このようなハプニングが起きても何とか乗り越えられたのですが、柔軟性の衰えた、われわれ仲間達の年代では、この先、何時またこのようなことが起きるか分かりません。起こってしまった後の回復にも、時間と手間がかかります。自分達の気持ちの処理にも、同じように、時間と手間がかかるだろうなと、想いを巡らしました。

ともかく、つくづく考えさせられた、二日間の貴重な体験でした。とくに、今年の「京化二八会」旅行の幹事を、A君と二人で仰せつかっている私にとっては、です。

3回にわたる、つまらないお話しに付き合って下さった皆様に感謝して筆を置きます。